京都亀岡京YUNOHANA RESORT翠泉内、アーユルヴェーダスパ樂爛(ららん)です。
ようやく夏の厳しい暑さがやわらぎ、秋がやってきたかなという感じですね。
今日はそんな秋の過ごし方について少し。
私たちのカラダのなかにあるヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャ(生命エネルギー)は、移り行く季節にもあります。
初秋は、夏にメラメラと燃え盛っていたピッタ(火のエネルギー)が蓄積され高まる季節。
夏のピッタが多く身体に残っていると、ヴァータの季節である秋になり身体の中の「火」がヴァータの風に煽られてピッタを乱してしまいます。
ピッタの火のエネルギーが増悪すると、炎症などピッタの症状が出やすくなります。
たとえば、胃潰瘍になったり胃炎をおこしたり、突然肌に湿疹ができたり。
また、火照りを感じたり、なんだかイライラしたり。
また、秋はピッタが優勢の夏から、ヴァータ(風のエネルギー)の季節である冬にシフトしていく時期です。夏の疲れが出たり、日中と朝晩の気温差などで体調を崩しやすい時期でもあります。
夏の間に溜まったピッタの熱を解毒させ、出来るだけヴァータの乱れないよう体を整えましょう。
夏のピッタを整えつつ、ヴァータの乱れにも気を配りながら過ごしましょう。
ピッタは食事の仕方で整え、ヴァータは生活リズムに注意をしながら整えていくのがおすすめです。
【おすすめの秋の過ごし方】
▪️早寝、早起きを心がけ、規則的な生活を心がけましょう。
▪️目が疲れた時には、目を冷水で冷やしましょう。
ピッタは「目」とも関係が深いので、長い間PCの明るい画面を見ていたり、夜遅くにテレビを長く見ていたり、日中外に出て太陽の光を浴びたり、目を疲労させてもピッタが乱れます。そんな時には軽く目を冷やしたり、冷たくてきれいな水でタオルを絞り身体を拭いてスッキリするのがおすすめです。
▪️白湯を飲みながら食事をしましょう。
食前30分くらい前に水分を取り、食事中は適量の白湯を飲みながら。食後に水分を取りすぎると、アグニ(消化の火)を弱めてしまうので取りすぎないようにしましょう。
▪️辛い物や冷たすぎる物を食べ過ぎないようにしましょう。
▪️ギーを使った食事もおすすめです。
▪️ 旬のものを食べましょう。
火のエネルギーを減らす作用があり、甘味や苦味、渋味を含む野菜や果物。
この季節に旬を迎える サツマイモ、かぼちゃ、里芋、長芋、秋ナス、新米、ナシ、栗などは甘みがたっぷり!自然な甘いものは、ピッタを下げる力があります。自然はよくできていますね。
▪️食べ過ぎには注意!
夏が過ぎ秋になると消化力が高まります。食欲の秋とよく言いますが、身体のメカニズム的にも秋は食を欲したくなる季節なのです。消化力が高まるからと言って、食べ過ぎは禁物。
消化力以上の食をとることによって、食べた物が未消化物として体内に蓄積して毒素になるからです。
▪️ 月光浴をする
月の光にはクールダウンしてくれるパワーがあります。月の光によって大地に水を戻し、潤す力を持っているとアーユルヴェーダでは考えます。冷えないように対策をしながら、月光浴なんてオススメですよ。
アーユルヴェーダでは、季節の変わり目である夏から秋のタイミングはデトックスに適した時期だと言われています。季節の変わり目にしっかり解毒をすることによって、次の時期で体のバランスが整いやすくなるのです。
この時期のオイルトリートメントもとってもオススメです。
デトックスで、十分にピッタの熱を排出することで、秋冬を快適に過ごすことができますよ。
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